暦の上で「秋」はいつから?

立 秋:令和5(2023)年 8月8日

初めて秋の気立つがゆへなれば也 [暦便覧]

◇立秋の気候は?

この日から立冬の前日までが秋。一年で一番暑い頃。ただ、一番暑いということはあとは涼しくなるばかりともいえる。暑中見舞いはこの前日まで、この日以降(~8月いっぱいまで)は残暑見舞い。

◇立秋の動植物・自然現象などは?

・ つゆくさ…… 瑠璃色をした小さな花で、 道ばたや畑のすみに咲いている。花の時期は7月~9月。 古くは、花の摺り布を染めたことから ()(くさ)と呼ばれたそう。転じて、月草の名で歌に詠まれた花だった。 染めた着物がすぐ色褪せてしまうことから、心の移ろいやはかなさを感じさせる歌のことばに。

撫子(なでしこ)……英名は「ピンク」で、ピンク色の語源に。和名の撫子は、我が子を撫でるようにかわいい花という意味。「大和撫子」ともいわれ、秋の七草のひろつ。花期は夏~秋。

(はぎ)……とくに宮城県の仙台地方は名所として知られ、県花、仙台市花も萩。古くは『万葉集』にも多数登場している。花は蝶のような形をした紅紫や白色で、秋の七草のひとつ。花期は7~10月ごろ。

・ほおずき……お盆の花として飾られるほおずき。 迎え火や送り火の盆提灯のよう、と見立てて備えられる。 初夏に 淡黄白色の花が咲いた後 、(がく)が袋状になって実を包む。 緑がしだいに色づき、熟して真っ赤に。

・水引……上から見ると赤く、下から見ると白い花が、細長い花穂に点々といくつも咲いている。そのようすが祝儀の水引に見立てられて花の名前になったそう。紅白の花が混じるのは、御所水引、白い花だけのは銀水引という。

・ひぐらし…… 「カナカナカナ…」という、朝夕に泣く声が涼を感じさせるひぐらし。 夕暮れの薄闇に、林から消え入るように聞こえてくると、夏の終わり、秋の訪れを知らされるようだ。俳句では、秋の季語。だが、6月の終わりごろから9月まで出会うことのできる蝉だ。

・おんぶばった……名前の通り、メスがオスをおんぶしている交尾の姿を目にする、おんぶばった。おんぶしているのがメスで体つきが大きく、おんぶされているオスはそれよりやや小柄なのだ。交尾していないときでも、おんぶしていることがしばしば。子どものころは、親子かな?と思っていた人も多いのではないだろうか。

・秋の気配を感じる風……秋になって初めて感じる涼しさを「新涼(しんりょう)」、「初涼(しょりょう)」という。朝晩にふくかすかに秋の気配を感じる風を「金風(きんぷう)」、「白風(はくふう)」と呼ぶこともある。これは、五行説において秋は金、色は白にあたるころによる。「(ぼん)東風(ごち)」とは、お盆のころに精霊を迎え入れるために吹く風のことをいう。目に見えず物いわぬ風だが、意識を向けると確かに移ろう秋の訪れを感じられる。

・初秋の霧……日中の残暑は相変わらずだが、早朝の山野や水辺ではひんやりとした霧の衣をまとうころ。「(もう)()」とは、もうもうと立ちこめる霧のことをいう。霧は、空気中の水蒸気が急に冷やされてできるもの。とくに湖や盆地で発生しやすく、北海道の摩周湖や釧路、軽井沢なども霧が多いことで知られている、古くから霧の立ちこめる様子を「霧の(とばり)」などと形容されてきた。また、立ち上るような霧はお香の煙にたとえて「霧の()」ともいわれる。

◇立秋の食べ物は?

・トマト……トマトの赤は色素成分であるリコピンによるもの。血糖値を下げ、肌の状態を整える働きがあるといわれている。近年人気が高まっている「フルーツトマト」は、高糖度に育てたもの。通常トマトの旬は夏だが、フルーツトマトは、冬から春にかけて旬を迎える。

・茄子……みずみずしくふっくらとした茄子は、調理の幅が広い夏野菜。丸焼き、漬物、天ぷらなど、さまざまな食べ方を楽しめる。実に含まれるクロロゲン酸は、老化防止やがん予防に効果的。水にさらしてアク抜きをすると変色を防げるが、体によい成分まで抜けてしまうので、さらす時間は短めに。最近では、とろけるような食感の「トロ茄子」をはじめ、地方の伝統茄子が話題だ。

・ゴーヤー……ゴーヤーの独特な苦みは胃液の分泌を促し、食欲を増進させる効果が。そのため、夏バテ防止に重宝する野菜だ。バナナなどと一緒にジュースにすると飲みやすく、苦みは塩もみしてサッと湯通しすると軽減できる。イボがしっかりしていて重みがあり、緑色ができるだけ濃いものが良品だ。

・新しょうが……江戸時代には、八朔(旧暦の8月1日)をしょうが節句として神社で市が開かれていた。旬は6~8月。辛みが強くなく、すっきりした香りが特徴だ。新陳代謝を活発にして、血行をよくし体を温めてくれるのもいいところ。クーラーの冷え対策に良い。

・しじみ……しじみは、江戸時代の薬学・健康学『本草綱目(ほんぞうこうもく)』に薬効ある食材として紹介されるほど、昔から体にいい食べ物。カルシウムや鉄分、ビタミンAやB群など栄養価が高く、肝臓にもいいそう。旬は8月ごろの土用しじみと、1~2月の寒しじみ。

・真だこ……一説によると「た」は手、「こ」はたくさんという意味で「たこ」の名がついたとか。日本で食べられているたこは、比較的南方にいる真だこと、北方にいる水だこが主。真だこの旬は、入荷が多い6月~8月。お店で茹だこを選ぶときは、足がしっかりと巻いていて、身に弾力があるものを選ぶのがよい。

[参考:日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―]

 [参考:絵で楽しむ日本人として知っておきたい二十四節気と七十二候]

◇季節のことば [茶道手帳 令和5年版]

 青柿(あおがき)   木陰(こかげ)   露台(ろだい)   (みず)花火(はなび)   不知火(しらぬい)   如意(にょい)   (かど)()   盂蘭盆(うらぼん)  走馬灯(そうまとう)

◇季節を感じてみよう

・山の日……8月11日。山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日。日本の国土の大半は山であり、私たちは、日々多くの山の恩恵を受けて生活している。大自然の根本である山と向き合い、その恩恵に感謝し、山との共存、共生を図ることは極めて有意義なことだ。

[参考:内閣府HP]

・海水浴……夏のレジャーといえば、海水浴。海で泳ぐだけでなく、浮き輪で海に浮くこともできる。また、砂浜では、すいか割りをしたり、木の枝で棒倒し、砂のお城を作ったり、貝殻拾いなども楽しめる。黒い模様のコチドリ、スナガニ、ヤドカリなどの海辺の生き物も観察できる。

・乞巧節…… 旧暦7月7日は、 新暦だとこのあたり。 中国では七夕のことを乞巧節という。 機織り 上手だった 織姫にあやかって、針仕事が上達するように、と祈る日。日本でも旧暦で祝う地方もあり、松本の 七夕祭りでは6日の夕方から軒に七夕雛を吊るす。旧暦で数えれば、七夕はとっくに梅雨明け。晴れた夜空に天の川がきれいに見えて、彦星と織姫は出会えているはず。     

 ・なら(とう)花会(かえ)……8月上旬から中旬にかけての10日間、奈良の町の各所で、たくさんのろうそくがともされる。燈花とは、灯心の先にできる花の形をしたロウのかたまりのことで、これができると縁起がいいそう。1999年にはじまり、夏の古都を照らす。 

・阿波おどり……徳島県内で開催される夏祭り。とくに徳島市阿波おどり(毎年8月12日~15日)の歴史は4百年以上。「踊る阿呆に見る阿呆」の唄い文句でも知られる。日本三大盆踊りのひとつ。

(とう)籠流(ろうなが)し……8月15日は月遅れ盆、そして終戦記念日でもある。先祖の霊を送る灯火を川に流す灯籠流しには、戦火に散った人々への祈りも込められる。広島では原爆の日、8月6日のとうろう流し。長崎では古くから、初盆の霊を船に乗せて見送る精霊(しょうろう)流(なが)しの習慣がある。夜の川面にいくつも静かに流れていく灯籠には、そのひとつひとつに祈りや思いが込められている。

・諏訪湖祭湖上花火大会…… 8月15日に行われる諏訪湖の花火大会。空へと打ち上げられる花火は、同時に湖面にも映る。第1回が行なわれたのは、昭和24年のこと。戦争の後の混乱の中で、希望を持って1日も早く立ち直れるように、という願いからはじまったそう。

・五山の送り火…… 京都の大文字焼き、五山の送り火は、お盆に訪れた先祖の霊を送る灯火として、8月16日にともされる。まず「 大」の大文字が東山如意ヶ岳獄で点火される。続いて松ヶ崎の西山に「 妙」、東山に「法」の字を点火。そして西賀茂船山に船形が、金閣寺大北山に左大文字が、そして最後に嵯峨曼荼羅山に鳥居形がともされる。 

[参考:旬のカレンダー 旬の暮らしをたのしむ会]

 [参考:日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―]

★ 児童厚生員 はがてぃ のおすすめあそび♪【季節感のないものもあるよ】★

◆おすすめのあそび

◇「スライム」……作って遊ぼう♪ 

*未就学児は手を触れないように。保護者の監督下で安全に配慮して行おう!

 〈準備する物〉

 ・ホウ(しゃ)水溶液[水25㎖にホウ(しゃ)2gを溶かしておく。]

(溶け残った場合は、溶けた液体のみを使う)

 ※ ホウ(しゃ)は取り扱いに注意! 目・口・傷口などに入れないこと!

 ・洗濯のり(PVA):50㎖

 ・水:50㎖

 ・着色用絵の具(インク、食紅でも可):適宜(透明がよければなくてもよい)* インクは透明度高がい。

・計量カップ

 ・計量スプーン(小さじ)

 ・容器(プラコップ・紙コップなど)

 ・かきまぜ棒(割り箸など)

〈作り方〉

① 洗濯のりを計量カップで50㎖入れて、容器に入れる

② 容器に①を入れる

③ 計量カップに水を50㎖入れて、絵の具(またはインク)で好きな色に着色し、かきまぜ棒で混ぜる

④ 容器に③を入れて、ゆっくりかきまぜ棒でまぜる(泡立たないように、むらがなくなるまで混ぜる)

⑤ 容器にホウ(しゃ)水溶液をスプーン1杯ほど入れ、かきまぜ棒で素早くまぜる(溶け残ったホウ(しゃ)は入れないように)

⑥ 全体がまとまってきたら、しばらく置いておく

⑦ 容器から出して遊ぼう

〈ポイント〉

・洗濯のりに水を入れて、激しくかきまぜると泡立つので、④はゆっくりかきまぜよう

・ホウ(しゃ)水溶液を入れると固まりはじめるので、⑤では、手早くかきまぜよう

・ホウ(しゃ)水溶液を入れる量で、スライムのかたさ(よく伸びたり、すぐにちぎれたり)が変わるので、好きなかたさを追求してみよう

・数色のスライムを作り、少しずつ混ぜて色の変化を観察してみよう

・クッキー生地の抜き型などで、抜いてみても楽しめるヨ♪

・未就学児がいる場合は、(直接触れないように)完成したスライムをビニール袋(できれば2重)に入れて紐などで縛り、その上から遊ばせよう。

〈注意事項〉

※ ホウ(しゃ)水溶液はペットボトルやコップ等の飲料容器に入れず、使用後速やかに廃棄する(誤飲を避けるため)

※ ホウ(しゃ)水溶液が目や口に入ったら、口をすすいだり目をよく洗おう。気分が悪い時は医師の診断を受けよう

※ できたスライムは、ゼリーやプリンカップに入れて保管しないこと(誤食を避けるため)

※ スライムは人に向かって投げない。遊んだ後は、手をきれいに洗おう

◆おすすめボードゲーム(カードゲーム)

◇「オーシャンラビリンス」……2~4人用。対象年齢7歳以上。プレイ時間約30分。

「ラビリンス」の海底版。美しいサンゴ礁の海の中での宝探し。どんどん変化する迷路を探検して、宝物を集めるゲーム。迷路タイルが可動式で、余分の1枚を押し込むと、全然違う迷路に変化する。

  • セット内容:ゲームボード 1枚 / 迷路タイル 34枚 /アイテムカード(宝物)  24枚 / ダイバーコマ 4個 / 取扱説明書 1部

〈事前準備〉

・迷路タイルをゲームボード上に並べる。(1つ余る)

・アイテムカードを均等に裏向きに配る。(1番上だけを見て目的地を確認する)

・自分のコマの色を決めて、スタートの地点(角の初期配置)に置く。

〈 ルール 〉

①手番では、余った1枚の迷路タイルを、任意の矢印から押し込んで、その列のタイルをスライドさせる。その後、道がつながっていればどこまででも自分のコマを好きなところまで移動させることができる。手札(アイテムカード)の宝物にたどり着けば、その宝物を手に入れたことになる。

②次の人は、押し出された迷路タイルを、任意の矢印から押し込む。

③1番上の目的地までたどり着いたらアイテムカードを公開し、次のカードを見る。(それが次の目的地)

④手札の宝物を全て集める。

⑤スタート地点に戻ってきたプレーヤーの勝ち。

  • 追加ルール

直進タイル(3枚)と右折タイル(3枚)の裏面に特殊効果が描いてある。フグは1回休み、ダイバーはもう1回続けてプレイ、酸素タンクはどこかのスタート地点に飛ばされる。

〈ポイント〉

・迷路タイルは矢印のついている列は可動するが、矢印のない列は可動しない。(動かすことができない)

・自分の手札と相手が集めた宝物を見て、自分の進みたい道を確保しながら、相手の道を阻むようにタイルを置いていくことが勝利へのカギ。

・宝物をゲットするだけでなく、スタート地点へ戻ることも考えて迷路を変化させなければならない。

・追加ルールもあり、自分の思うように迷路を変化させられないのがもどかしくも楽しいゲームだ。

・追加ルールをなくする。アイテムカード(宝物獲得)の順番を無視する、或いは枚数を減らす。または、全ての宝物獲得で勝利とすることで、ゲーム時間を短縮できる。

[参考:百町森]

◇おすすめのぬりえ

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