暦の上で「冬」はいつから?

(りっ) (とう):令和5(2023)年 11月8日

冬の気立ち初めて、いよいよ冷ゆればなり [暦便覧]

立冬(りっとう)の気候は?

この日から立春の前日までが暦の上での冬。立冬を過ぎると、初霜が降りて冬の佇まいへと変わる。冷え込みが厳しくなり、霜柱が立ったり、水面に薄い氷が張り始める。日は短くなり時雨が降る季節。木々の葉が落ち、関東では空っ風が吹く、北国や高山からは初雪の知らせも届く頃。

立冬(りっとう)の動植物・自然現象などは?

・茶の花……秋から冬にかけて咲く茶の花は、白い5枚の花弁の真ん中に黄色い(しべ)が集まる小さな花。わびさびを感じさせる風情は、茶の湯でも好まれたそう。

山茶花(さざんか)……晩秋から初冬にかけて花をつける山茶花。似ている椿(つばき)との見分け方は、散る時に花びらがひらひら落ち、地面を花びらのじゅうたんにするのが山茶花、花首からぽとっと落ちるのが椿だ。寒さが厳しい季節になると、道端や生垣のピンクや赤の明るい色の花をつける山茶花に励まされる。

・水仙……白い6枚の花びらの真ん中に、黄色い冠のような副花冠(ふくかかん)を持つ水仙。その花のようすをたとえて金盞(きんせん)(ぎん)(だい)とも。水仙の学名「ナルキッソス」は、ギリシャ神話に由来。美少年ナルキッソスは、水面に映った自分の姿に恋をして、やがて死を迎える。その後に咲いたのが、うつむき加減に水面をのぞき込む水仙だとか。ナルシストの語源でも知られる。開花時期は11月から3月。上品な香りと、清楚なたたずまいから正月のための生け花にも用いられる。

立冬(りっとう)の食べ物は?

・れんこん……れんこんの旬は、晩秋から冬にかけて。その年の夏に高温の晴れが多いほど、おいしいれんこんが豊作になるとか。しゃきしゃきとした歯ごたえで、ビタミンCや食物繊維、ポリフェノールが豊富な冬の根野菜。れんこんの穴は、先を見通せて縁起がいい、と正月のおせち料理でも活躍する。・大根……大根にはアミラーゼという消化酵素が含まれ、胃腸の働きを整える。旬の時期はせん切りにしてサラダにしたり、スティックにしてポリポリ食べるのもよい。また、葉はカロテンやビタミンなどを含み、栄養満点ですから葉つきがあれば、買ってみよう。さっと湯がいて葉めし、じゃこ炒めなどもおすすめ。

・みかん(温州みかん)……蜜のように甘い柑橘だから、蜜柑(みかん)と呼ばれるようになったそう。江戸時代初期に中国から伝わった種から偶然生まれたのが、温州みかんだという。手で簡単に皮をむけ、果汁がみずみずしく、ビタミンCが豊富。寒い時期にこたつに入って、みかんを食べる時間は何よりの幸せ。旬は9月から2月。

・ほうれんそう……別名冬場と呼ばれるほどの、冬野菜の代表格がほうれんそう。旬の冬どれほうれんそうのビタミンCは、夏の3倍とも。鉄分も豊富で、外食がちなときや貧血気味の人の頼れる味方。旬は11月から1月。選ぶときは、葉先がピンとして色あざやかなものを。

毛蟹(けがに)……蟹の中ではやや身が小ぶりな毛蟹だが、とっておきのおいしさが、みそにある。甘みのある脚の身も美味。焦げ茶色の甲羅が茹でると赤に。深いコクのある蟹みそは、そのままいただいても、身と和えても良い。ごちそうの後は、1杯で2度おいしい甲羅酒に。旬は秋冬。

・ひらめ……透き通った白身が美しい、ひらめ。「鯛やひらめの舞い踊り」と歌われるほど、昔から海の幸のごちそうとされてきた。旬は9月から2月。白身の刺身では極上とされ、とりわけえんがわは食感も甘みも旨味も文句なし。旬の握りは脂がのってとろけるよう。

◇季節のことば [茶道手帳 令和5年版]

()()   落葉(らくよう)   山居(さんきょ)   鷹狩(たかがり)   (やま)(にしき)   紅葉狩(もみじがり)   初霜(はつしも)   冬構(ふゆがま)え   朽木(くちき)

◇季節を感じてみよう

・いい鍋の日(11/7)……日暮れが早くなり朝夕に寒さを感じ始める「立冬」になることが多いから。すき焼き、カレー鍋、きらたんぽ、もつ鍋、キムチ鍋、芋煮などがある。

・亥の日………中国では古くから(い)(こ)の日(11月第1亥の日)亥の刻(午後10時)に大豆、小豆、大角豆(ささげ)、胡麻、栗、柿、糖を混ぜた餅を食べると病気にならないという言い伝えがあったそうだ。これが日本に伝わり、無病息災や多産のイノシシにあやかり、亥の子餅で祝う行事として広まり、子孫繁栄や子どもの成長を祈願した。農村では稲の刈上げ祭りの頃と重なったために、収穫祭の色彩が濃くなり、西日本を中心に行われた。

五行説で、「亥」は「水」に属するので、「火」に打ち克つ力を持ち、この日に炉開き・こたつ開きをすると、火事にならないと言われ、こたつなど暖房器具を出したり、囲炉裏に火入れをしたりした。

・茶人の正月……茶道では旧暦10月(新暦では11月)の最初の亥の日に、5月から使われていた卓上の風炉に代り、畳に埋め込んだ炉を開く「炉開き」をする。同時に初夏に積んで寝かせておいた新茶の封を開けていただく「口切り」を行ってきた。茶室の畳や障子も新たにしつらえる茶の湯の世界では重要な行事。「茶人の正月」とも呼ばれている。

・酉の市……毎年11月の「酉の日」に日本各地の鷲神社などで行われる酉の市。商売繁盛の縁起熊手が露店に並び、開運招福を願う江戸時代からの祭り。浅草の鷲神社、新宿の花園神社、大阪の大鳥大社などがよく知られている。

・嵐山もみじ祭……京都、嵯峨野の山が色づくころ、毎年11月第2日曜日に嵐山もみじ祭が開かれる。()(げつ)(きょう)上流の大堰川(おおいがわ)に数艘の船が浮かび、平安絵巻さながらの貴族装束に身を包んだ人々が、船上で狂言や舞、雅楽演奏などを披露する雅な催しだ。

・七五三(11月15日)……氏神様へ収穫の感謝を兼ねて、子供の成長を感謝し、加護を祈る行事。数え3歳(まん2歳)「髪置き(髪剃り)の儀」、数え5歳(満4歳)袴をはきはじめる「袴儀」、数え7歳(満6歳)幅の広い大人の帯を結び始める「帯解きの儀」。すくすくと大きくなりますようにと、長生き、めでたいという意味を込め千年と名づけられた千歳(ちとせ)(あめ)は、江戸時代に浅草寺の境内で売られたものがはじまりといわれている。

・ジビエ……ジビエとは野生の鹿やイノシシ、ウサギなどを指し、その狩猟が解禁されるのは、11月15日から翌年2月15日(北海道は10月1日から1月31日)。

・ボジョレー・ヌーヴォー……その年のワインの新酒、ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日は11月の第3木曜日(2023年は11月16日)。フルーティなボジョレーと脂ののったジビエの炭火焼きは最高の組合せともいえる。

[参考:旬のカレンダー/日本の七十二候を楽しむ/日本のしきたり和のこころ/

絵で楽しむ日本人として知っておきたい二十四節気と七十二候]

★ 児童厚生員 はがてぃ のおすすめあそび♪【季節感のないものもあるよ】★

◆おすすめのあそび

◇縄跳び……1人から複数まで。1本(短なわ・長なわ)・2本(ダブルダッチ)以上。

◦縄を1本用意すれば手軽に遊べるなわとびは、跳び方が豊富な上、一人でも複数でも楽しめる人気の遊び。身体能力が必要なため、幼児期の子どもが跳べるようになるには親と一緒に練習する必要があるが、跳べるようになったときの達成感は子どもの遊び心を大いに刺激する。より複雑な跳び方へチャレンジしていけるのも、この遊びの魅力だ。

◦また、縄跳びは手軽に行える遊びながら、効果的な有酸素運動としても知られている。心肺機能の向上や体力づくり、脂肪燃焼・ダイエットに対して大いに期待できるトレーニングと言っていい。そして、この有酸素運動の効果と同時に効率良く全身の筋肉を刺激できるため、手軽な筋トレの手段としてもおすすめできる。

◦ 1日たった数分の間飛び跳ねるだけで、身体が引き締まる。1日あたり10分間の縄跳びを6週間続けた後の心臓血管の検査結果からは、毎日30分のジョギングを行った人と同等の効果を得られたことが調査報告されているとか。ただ上下にジャンプするだけで、歩道をひた走ることよりも効率のいい筋トレである。

◇跳び方(一人)

・前とび

・後ろとび

・かけ足とび

・交差とび

・あやとび

・二重とび

・あや二重とび  など……

◇長なわ

・8の字とび

・郵便屋さん

・一羽のカラス

・大波小波

・お嬢さんお入いんなさい

・ダブルダッチ  など……

◦歌いながら跳ぶのは大変ですが、リズミカルに楽しく跳べるよね♬

※ 日本なわとびアカデミーや日本なわとび競技連盟や日本なわとび協会、学校ごとに講習会や検定などがあるので、ぜひ挑戦してみよう。

[参考:OYAMANA / esquire.com]

◆おすすめボードゲーム(カードゲーム)

◇ウェーブレングス……2~12人。対象年齢 14歳から。プレイ時間 約30~45分。

◦「ウェーブレングス」は、2つのチームがお互いの考えを読んで競うテレパシー・パーティーゲーム。
〈内容物〉
・デバイス1台
・推測トークン、得点トークン
・波長カード126枚(基本カード84枚、ボーナスカード42枚)
〈ルール〉

このゲームは、誰でもプレイできる、会話をし、考え、共に喜び合う、スリリングな体験でもあり、あなたの決定が緊張を与え、戦略的で、その意味の奥深さを感じさせる、ワードゲームの魔法でもある。

自分のチームが正解した時には、不可能な魔法を力を合わせて一緒に実現したような達成感を得るだろう。
これまでプレイしてきたゲームとは異なる次元での、素晴らしい達成感を得るだろう。
誰もが喜びの声をあげ、お互いをたたえ合うだろう。
近くにいる人たちは、何が起こったのかを見にやってくるかもしれない。
湧き上がる一体感、サイコー!

このゲームでは、2 つのチームに分かれて、チームの1人がサイキックとなり、デバイスのスクリーンの後に隠れた、サイキックだけが知っているラウンドごとに異なるターゲットの位置を、チームメイトに当てさせるのが目的。
その方法は、現在のラウンドの波長カードに表示されている、2 つの相反するコンセプト(例:「熱い:冷たい」など)について、その位置にふさわしい度合いの言葉1つををヒントとしてチームメイトに与える。(例えば、この波長カードの場合、ターゲットの位置により、「溶岩」、「熱湯」、「焼き芋」、「体温」、「氷」、「ドライアイス」などのヒントで示す。)

そのヒントを基に、チームメイトはターゲットがどこにあるかを予想し、的中すれば得点する。また、その間に相手チームも推測して、的中すると得点でき、先に10点を獲得したチームが勝利する。お互いの感性と感性が交差する、推理とヒラメキのワードゲーム!

〈ポイント〉

言葉のチョイスで強弱の程度を伝えるというのは、数字の大きさを言葉に置き換えて伝える『ito(イト)』に似ている。個性的な表現や価値観のズレに何度も笑わされて、ぴったり4点を当てた時にはすごく盛り上がる!

ウェーブレングスの一番の醍醐味は、話し合いタイム。例えば「嫌な臭い⇔いい匂い」というお題の時に「蚊取り線香」というヒントがでたら、蚊取り線香についての熱い議論になる。途中から蚊取り線香の思い出話に逸れていったりすることも。コミュニケーションゲームとしてはかなりの優れもの!

目盛りが「真ん中付近」の時が面白い! 一方で面白いのは「目盛りが真ん中付近」の時!

真ん中付近になると途端に表現の難易度が上がるので、ここが出題者の腕の見せ所。「“悪い男”と“いい男”の真ん中ってなんだ」「ほんの少しだけダメ寄りのピザのトッピングとは…」と結構悩まされる。この微妙な程度を考えるのが面白くて、その微妙な表現をヒントに話し合う時間もとても楽しい!

セットアップが容易ですぐに説明でき、大人数でも遊べるので、みんなでワイワイしながらカジュアルに遊びたい人におすすめのボードゲーム!

[参考:ぼくボド / さいころテーブル / ホビージャパン]

◆おすすめのぬりえ

「大人のぬりえ」……「立冬」

ぬり絵を通して日本の四季を深く知る事ができる。心と身体のバランスを整える効果もあり。

 [自律神経を整えるぬり絵 日本の二十四節気をぬる]

[はがてぃの作品を紹介!] ~色鉛筆~