木枯らしってどんな風?

(そう) (こう):令和5(2023)年 10月24日

つゆが陰気に結ばれて、霜となりて降るゆへ也 [暦便覧]

霜降(そうこう)の気候は?

秋が一段と深まり、日も短くなり、秋の夜長を感じる時期。朝晩の冷え込みが厳しくなり、朝露が見られる。山は紅葉で彩られる。かえでやつたが色づき始める。冬支度を始める。

霜降(そうこう)の動植物・自然現象などは?

紫式部(むらさきしきぶ)……秋がしだいに深まり、実が熟してやがて紫に染まる、紫式部。美しい実の色を『源氏物語』の作者にたとえて名づけたそう。やわらかな緑をした葉のつけ根に紫のみがなり、色の対比があざやかだ。白い実がなる白式部も。

金木犀(きんもくせい)……沈丁花(じんちょうげ)、クチナシとともに3大香木のひとつ。その豊かで甘い香りから、道すがらふと開花を感じることも多い樹木。香りが遠くまで届くことから、「(せん)里香(りこう)」とも呼ばれていた。

・ひよどり……ヒーヨ、ヒーヨと鳴く声から、ひよどりという名がついたとも。木の実や、やぶつばきなどの花の蜜を好む。人里でも見かける身近な野鳥で、庭先にみかんやりんごを置いておくと、食べに来ることも。平安時代、貴族の間では、飼い主をちゃんと見分けるので、よくこの鳥が飼われていたとか。

木枯(こが)らし……霜降(そうこう)から立冬までの間に吹く冷たくやや強い風を「木枯らし」と呼ぶ。風が吹くたび葉が落ちるため、木を枯らす風と言われた。最大風速は約8キロメートル以上。風向きは西北西から北。

初時雨(はつしぐれ)……ふいに強い雨が降りかかり、見る間に去っては青空が広がる時雨は、晩秋から初冬にかけての空模様。ひとところだけに降る片時雨や、横なぐりの横時雨、また訪れる時々で朝時雨、夕時雨、小夜時雨など。その年の秋の初時雨は、野山の生きものも人々もそろそろ冬支度を始める合図だ。

・山(よそお)う……秋の山が紅葉するようすを、山粧うという。また、春の山のさわやかな初々しさは、山笑う。夏の山のあおあおとしてみずみずしいさまは、山(したた)る。冬の山の枯れた寂しさは、山眠る。めぐる季節それぞれの山の表情を捉えるのは、郭煕(かくき)と言う、11世紀の中国、北宋時代の画家のことばに由来している。まるで山が生きているように、そこに宿る草木が生い茂っては、色づき、枯れ、また芽吹く1年を、大きな心で言い表しているよう。

霜降(そうこう)の食べ物は?

(きのこ)……日本では約6千から7千種もの茸が生息。そのうち、図鑑に載っているものでも3割程度。「木の子」が語源なので、「松茸」「椎茸」「榎茸」と、親に当たる木の名前がつくことも。

・さつまいも……日本では江戸時代から栽培がはじまったという、さつまいも。じんわりとした甘みで、煮ても焼いてもおいしく味わえる。熱々にふかした石焼きいもは、寒い時期の楽しみ。ビタミンや食物繊維が豊富なのもうれしいところ。旬は11月から2月。

山芋(やまいも)……すりおろした山芋をかけるとろろごはんは、消火によくてスタミナがついて、しかも美味。昔から「山のうなぎ」と呼ばれてきた。ひと口に山芋といっても、日本原産の自然(4じねん)(じょ)大和(やまと)(いも)長芋(ながいも)など、実は600種類以上もある。10月末から2月が旬。

・ほっけ……ほっけの干物は、酒の肴の定番。塩気がきいて、ふっくらとした身は、ごはんにも合う。旬は春と秋だが、それぞれで味わいが大きく異なるのが特徴だ。脂がのった春は、塩焼きや干物に。秋は、すり身をほっけ団子の汁や鍋などに。干物は実のほうから強火から中火でじっくりと焼くと、旨味が閉じ込められておいしく焼ける。

・きんき……赤い美しい見た目に、脂がのったきんきは、煮つけが絶品。皮下のゼラチン質には旨味が詰まっていて、皮霜創りでいただくのがいちばん美味とも。旬は秋から冬。

◇季節のことば [茶道手帳 令和5年版]

(つゆ)(さむ)   小柴垣(こしばがき)   夕霧(ゆうぎり)   時雨(しぐれ)(がさ)   吹寄(ふきよ)せ   吉祥(きっしょう)   常盤(ときわ)   葛屋(くずや)   一葉(いちよう)

◇季節を感じてみよう

・どんぐり拾い……くぬぎや(なら)(かし)(かしわ)などブナ科の木の実の総称が、どんぐり。まん丸いもの4から、先のとんがったものまで形はいろいろ。縄文時代には渋抜きをして食べていたといわれているが、種類によってはほのかな甘みがあるものも。秋のどんぐり拾いは、子どもたちの遠足の楽しみだ。

宇和津彦(うわつひこ)神社(じんじゃ)秋祭り……宇和津彦神社、通称一宮(いっく)(さま)の秋祭りは、愛媛県の宇和島で10月28日と29日に行われる。目を惹くのは、5~6メートルもの巨大な赤い(うし)(おに)。たくさんの男手に掲げられ、神輿を先導して街を練り歩く。赤い布に上半身をおおい、鹿のお面をつけた少年たちが踊る八鹿(やつしか)踊りも見どころ。

・初恋の日……島崎藤村の詩「初恋」が発表されたのが、明治29年(1896年)10月30日だ。それにちなんで、この日が初恋の日になった。

・ハロウィン……古代ケルト人の秋の収穫感謝祭に起源があると言われている。古代ケルト人は、1年の終わりは、10月31日で、この夜は死者の霊が親族を訪れ、悪霊が来て作物を荒らすと信じられてきた。そこから、秋の収穫を祝い、同時に悪霊を追い出す祭りが行われるようになった。「魔除け」の意味合いで、仮装をしたり、ジャック・オー・ランタン(かぼちゃの灯籠)を作るようになった。

・文化の日(11/3)……文化の日は、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」国民の祝日。

祝日法の制定前、11月3日は、明治天皇の誕生日であったことから、祝日の「明治節」として休日とされていた。祝日法の制定に当たって、この日が、昭和21年に日本国憲法が公布された日であり、平和を図り、文化を進める意味で「文化の日」とされた。

・読書週間……毎年、文化の日の前後は読書週間だ。「灯火親しむ」この季節、読書や手芸など静かに過ごす楽しみを味わってみませんか。

・弥五郎どんまつり……身の丈4.85メートルの巨人、弥五郎どんが境内に現われ、浜下りをしてまちを練り歩く豪快な弥五郎どんまつり。鹿児島県曾於(そお)市大隅の岩川八幡神社では、11月3日午前1時、「弥五郎どんが起きっどー」のかけ声とふれ太鼓で、祭のはじまりが告げられる。弥五郎どんの巨体を包むのは、25反もの木綿でつくった梅染めの衣。弥五郎どんゆかりのものに触ると無病息災とされ、宮崎の山之口町富吉や日南市()()でも行われる、南九州の祭だ。

・紅葉を楽しむ……樹木が冬支度をする途中で、葉の色が変化していく。冬に葉を落とす木々は秋になり気温が下がり始めると葉への糖分や水分の供給を止める。そのため夏の間、働いていた葉緑素が壊れてしまい、これまで葉緑素に隠れて見えなかった黄色いカロチノイドという色素が浮き出て葉の色が黄色くなる。また、紅葉は、赤いアントシアニンという色素が葉の中に残った糖分によってできるためにおこるとされている。

通常、明け方の最低気温が6、7度になると紅葉が始まり、3~4週間で見ごろを迎える。きれいな紅葉の条件は、十分な日射しと昼夜の温度差、適度な湿度とされている。

桜前線が春、南から北上するのとは逆に、紅葉前線は北から南下する。

紅葉の名所に、定山渓、十和田湖、日光、箱根、香嵐渓、嵐山、宮島、(いし)鎚山(づちさん)、雲山などがある。

神在(かみあり)(さい)(旧暦10月)……全国の神々が出雲に集われるとされる旧暦の10月の別名に「神無月」がある。この月を出雲では「神在(かみあり)(つき)」と呼んできた。年に一度、各地から神々が参集されるという故事によるものだ。出雲大社にお鎮まりになられる大國主大神様は「神事(かみごと)」を司る大神様で、人々のしあわせの縁を結ぶ神様方の大会議「神議(かむはか)り」の主宰を務められると言い伝えられてきた。

[参考:日本の七十二候を楽しむ]

[参考:日本のしきたり和のこころ]

★ 児童厚生員 はがてぃ のおすすめあそび♪【季節感のないものもあるよ】★

◆おすすめのあそび

◇ぶんぶんゴマ……作って遊ぼう♪ 

 〈準備する物〉

 ・厚紙(2枚)

 ・たこ糸

 ・はさみ

 ・のり

 ・えんぴつ

 ・マーカー

 ・きり

 ・コンパス

〈作り方〉

① 厚紙にコンパスで(同じ大きさで)コマの形を2枚書く。

② ①の円の中心から(一直線上)同じ長さ(0.5cm)のところに印をつける。この印が重要!

③ はさみで切る。(2枚)

④ 切ったコマの用紙を(穴が重なるように)のりでつける。

⑤ コマの用紙に色を塗る。好きな模様を書く。

⑥ 印をつけたところにきりで穴を(2つ)あける。

⑦ あけた穴にたこ糸を通す。

⑧ たこ糸が通ったらはしを結んで出来上がり!!

〈遊び方〉

① 7~8回程度回転させ、ちじませる。

② 一気に引っ張る!その反動でちじまってから、一気に引っ張る!!数回繰り返すと上手にぶんぶんゴマが回る!

〈ポイント〉

・穴をあける場所が重要!狭すぎても、広すぎても回りにくくなる。

・回すときのコツは、❶最初の数回でたるみをつけることだ。回転が足りないと思ったら多めに回してたるみをつけるとよい。ぶんぶんゴマの大きさにあわせてたるみをつけてみよう。❷その後は素早く引っ張る!引っ張り方が弱いと一気にコマが回転しないので回らなくなる。なれるまで一気に引っ張る練習をしよう!

・ひとつ回せるようになったら、両足などを使って、2個から4個と同時に回してみよう。

・ちいさいコマが回せるようになったら、大きなコマを作って回してみよう。

  • 牛乳パックの底の四角形でも作れるよ。
  • オススメ図書:『びゅんびゅんごまがまわったら』 1982年 童心社 宮川ひろ作/林明子絵

[参考:昔のおもちゃアルバム]

◆おすすめボードゲーム(カードゲーム)

◇コヨーテ……2~10人。対象年齢 10歳以上。プレイ時間約 約30 分。

「コヨーテ」は自分以外のカードが全て見える状態で自分のカードを推理し、勝負するインディアン・ポーカー。通常のトランプとは違い、推理を狂わせるカードが混ざっているため油断禁物。ハラハラドキドキの展開が楽しめる。

  • セット内容:ナンバーカード(-10~20、特殊カード) / ライフカード / 仮面カード / 説明書 1部

〈事前準備〉

・カードをよくシャッフルする

・ライフカードを一人一枚配る

〈カード内容〉

・コヨーテ [1,2,3,4,5,10,15,20]- 書いてある数字の分だけ加算する

・兵隊 [-5、-10]- コヨーテが退治され、書いてある数字を合計値から引く

・おばけ [0]-数字に加えない

・夜 [0]-数字に加えず、計算終了後にナンバーカードを全て戻してシャッフルする

・酋長 [×2]-全ての基本カードの数字を2倍にする

・キツネカード [MAX→0]- コヨーテの最大数値カードを0にする

・ほらあな [?]-計算するタイミングでカードを1枚引き、その数字を参照する

〈 ルール 〉

① カードを1枚ずつ配り、そのカードを相手に見えるように額に置く(自分は引いたカードを見ない)

② 手番を決めて、最初の人は全てのカードの合計値を予想して数字を宣言

自分の見えない数字も含めた合計値を考えて数字を宣言する。

③ 左隣のプレイヤーがさらに大きい数字か、「コヨーテ」を宣言

 この時直前に宣言された数字がプレイヤー全員の合計値を超えていると思った場合、「コヨーテ」の宣言が可能。

時計回りに数字を宣言していき、宣言された数字が場の合計値を上回っていると思ったら「コヨーテ」を宣言する。

④ 「コヨーテ」が宣伝されたら、数字を計算して負けた人を決める

③の手順で誰かが「コヨーテ」を宣言した時点で持っているカードを開示し、集計を行う。その後以下の条件で負けた人を決める。

❶合計値が直前に宣言した数字を上回っていた場合:数字を宣言したプレイヤーが敗北
   ❷合計値が直前に宣言した数字を下回っていた場合:「コヨーテ」を宣言したプレイヤーが敗北

負けた人は、ライフカード(身代わり人形)が2から1に減り、1が無くなると自分自身のライフを掛けることになる。3回負けた場合ゲームから脱落する。脱落したプレイヤーは、それ以降ゲームに参加できない。

⑤ 使用したカードを捨札にして、1人になるまで続行

①~④の手順を繰り返し、最後の1人になったらその人が勝者となる。
捨札に溜まったカードは「夜カード」が出るまで山札に戻らないので、カウンティングが可能。

〈追加ルール〉

・仮面カードの使用

 各プレイヤーに仮面カードを配り、自分の手番中にカード内の6つの能力から1つを選んで発動させられる。

1度使用するとカードを裏返し、今回のゲームではもう使えなくなる。次の回のゲームの時には、カードを元の面に戻し再使用できるようになる。

その効果は……

・「リバース」-数値を宣言せずに、順番を逆回りにする

・「ショット」-数値を宣言した後に、次のプレイヤーを任意に指名できる

・「セイム」-パスされて次のプレイヤーに手番が移る
※移ったプレイヤーは続けてのセイム不可

・「ドロー1」-数値を宣言した後に、任意のプレイヤーを指名し、そのプレイヤーは山札から1枚引いておでこに加える(もちろんその人は中身を見てはいけない)
 ※1回分のゲームで誰か一人しか発動できない

〈ポイント〉

・シンプルなルール、ワイワイ楽しめる
・カード構成も覚えなくていい
・大人数にも対応、テーブルが無くてもプレイできる

[参考:Appliv TOPIC/ぼくボド/ハンドマンのボードゲーム紹介]

◆おすすめのぬりえ

「大人のぬりえ」……「霜降」

ぬり絵を通して日本の四季を深く知る事ができる。心と身体のバランスを整える効果もあり。

 [自律神経を整えるぬり絵 日本の二十四節気をぬる]

[はがてぃの作品を紹介!] ~色鉛筆~